相原農場より

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コラム・農場便り

相原農場
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4月の野菜

・人参 ・大根 ・キャベツ ・カリフラワー ・水菜 ・小松菜 ・他

 厳しい端境期が続きます。理由は2つ、お天気とハクサイダニです。この時期、ブロッコリーのわき芽がたくさん収穫できるのですが、今年は頂花を収穫後、寒さで切断面から傷み出し、枯れてしまうという現象が起きました。また、ハクサイダニはアブラナ科の野菜をはじめ、ホウレンソウなども食害する厄介なダニです。アオムシなどの食害とは違い、ハクサイダニは野菜のエキスを吸い取るように枯らしていきます。最後はミイラのように干からびてバリバリになってしまいます。ハクサイダニにやられると全く収穫出来なくなってしまうのです。菜の花用に残した葉物もやられています。
 冬に発生するダニで、天敵がいない時期なので増える一方です。今年とった対策は、昨年ハクサイダニが発生した畑は冬までに収穫が終わるものを作付けして何もない状態にすること、他の畑の土が混入しないように気をつけ拡散を防ぐこと。それでも1シーズンに3回卵を産むそうで、発生時の数を減らすのが精いっぱいな状態です。いろいろな工夫をかんがえていかなければならない現状です。
 現在作付けをしている野菜は一応順調ですが、まだまだ足りません。引き続き種まきを行っていきます。
 他の農家から聞いたことですが、今年は低温と日照不足で夏野菜の苗の生育が悪くて困るとのことでした。相原では2月には蒔かず遅らせて3月になってから蒔きましたが、これは良かったようです。
 
 今年は・・・世界の中での日本、そして、人として、農業者の一人として、足元をしっかりと・・・。

(2012年3月7日 相原 成行)

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今年もありがとうございました

今年もありがとうございました。
本当にいろいろなことがあった一年でした。
これからも様々な困難があるだろうけれど、有機農業を続けて行く覚悟を、新たに持つことができました。
来年もどうぞよろしくお願い致します。
良いお年をお迎えください。

(2011年12月30日 相原農場)

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台風15号の被害

 強烈な風が吹き荒れた台風15号でしたが、皆様の身の回りでは被害などありませんでしたか?

 相原農場でも隣の家のケヤキの大きな枝が折れ、木の皮一枚でつながった状態で電線に乗っかっていて堆肥場への入り口をふさいでしまっていました。二日間に渡って東電に電話しても全くつながらず、万が一電線が切れたら・・・という心配があったので警察に連絡しました。その後東電と連絡が取れ、警察のアドバイスもあり相原農場の西側の道路は約一日通行止めとなりました。あちこちで同じような状況なのでしょう、東電は来ないまま夕方になってしまいましたが、隣の植木屋さんがクレーン車を持ってきて、伐採作業に取り掛かりました。作業は暗くなるまで続きましたが、なんとか無事に終了しほっとしました。
 畑の方は、発芽したばかりの大根や白菜が雨風に痛めつけられ、早急な蒔き直しをしなければなりません。定植したキャベツ、ブロッコリーも葉っぱが吹き飛びアンテナのようになっている状態のものもあります。稲も随分倒されました。畑にも、そこにあるはずのない、いろんなものが飛んできました。
 ナスは傷が付くのと、木に負担をかけないようにということで、小さいものまで採りきってしまい、再収穫までは日にちがかかりそうです。他の野菜もダメージを受け、しばらく野菜の品目が少なくなってしまうかもしれません。申し訳ございません。
 どんどん種を蒔き、カバーをしていきたいと思います。よろしくお願いいたします。

(2011年9月22日 相原農場)

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野菜を食べていただいている皆様へ

 震災から2週間過ぎましたが、被災地では連日の寒さの中で、被災者、ボランティアの人たちが懸命に働き、生活しています。この震災の復興には膨大な時間がかかると思います。私たちも息切れすることなく、長い期間の支援をさせていただきたいと思います。けれども、神奈川県内、藤沢市内におきましても、暫定基準値以下ではありますが放射能が確認されました。私たちの生活している場所にまで放射能は忍び寄ってきてしまったのです。今後の状況によっては深刻な事態になることも考えられます。農薬、化学肥料を使わずに、生命力あふれる野菜を皆さんに食べていただくために有機農業を実践してきましたが、放射能という壁は、今までたちはだかってきた様々な壁とは全く違い、自分ではどうにもならない大きな壁だということを実感しています。野菜の出荷についてもとても悩んでいます。現在のところ基準値以下であれば出荷は続けるつもりですが、食べる、食べない、の選択は皆様にお任せしたいと思っています。
 また、この震災から浮き彫りになったことの一つに、都会に暮らす多くの人たちの便利な生活のために、原発を抱えた街で生活している人たちが、今、苦しんでいるということがあります。私たちも深く反省しなければなりません。そして、今できる事を一つ一つ積み重ねていこうと思っています。

 皆様の思いやご意見などございましたら是非お聞かせいただけたら幸いです。

(2011年3月25日 相原成行 記)

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1月の野菜

・人参 ・大根(三浦、福美人、紅芯) ・小松菜 ・カブ
 ・赤カブ ・水菜 ・さつまいも ・里芋 ・サラダカラシナ 
・長ネギ ・白菜 ・キャベツ ・ブロッコリー

 今年の収穫祭は父が造った干場を中心に行いました。恒例のサンマ、イカの丸焼きに加え、串揚げも登場。餅に汁、お赤飯と美味しいものがたくさん。
  研修生と就農している元研修生が焼き芋や輪投げ、有機農業を分かりやすくまとめた展示スペースを作ってくれました。今まで卒業した研修生のコーナーも作ってくれて、数え上げると40名を超えていました。そのうち就農しているのは30名弱。それぞれの地域で頑張っています。
  近年の傾向として、神奈川県内、藤沢市内に就農するパターンが増えてきています。有機農家の仲間が近くで増えて、心強く思えます。と同時にますます気を引き締めてこの道を歩いて行かなければならないと、大きな責任を感じています。

(2010年12月 相原成行 記)

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11月の野菜

・カブ ・赤カブ ・水菜 ・小松菜 ・チンゲンサイ ・大根
 ・人参 ・さつまいも ・玉ネギ ・長ネギ 

 暑い夏の年は、畑に虫がたくさん現れます。大根、白菜、キャベツ、ブロッコリーに必ずいる「芯食い虫」は、やっかいな虫です。「つまようじ」を持って取り除きます。今年は今までに3回虫取りに入りましたが、それでも初期の大根や白菜はこの虫にやられ、2/3くらいは種を蒔き直しました。その後は順調に育っています。

(2010年10月 相原成行 記)

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8月の野菜

・キュウリ ・ナス ・ピーマン ・トマト ・ミニトマト ・オクラ
 ・十六ササゲ ・モロヘイヤ ・エンサイ ・ツルムラサキ ・ジャガイモ
 ・玉ネギ ・長ネギ ・ゴーヤ

 本当に暑い日が続いています。作業を始めるとすぐに汗が吹き出します。暑さに慣れるまでは、大変でしたが、今は汗をかくと体中の毒素も流れ出ているようで、心地良ささえ感じます。ただし、あくまでも、体を動かす作業をしている時の汗です。何もせずジワジワかく汗はやっぱりイヤなものですね。
 そして、心地良いといえば、畑で感じる風。これは本当にありがたいです。でも、この心地良さを最大に引き出してくれているのは、この夏の暑さですよね。又、草をむしってもすぐに干からびてくれます。むしった後の作業がとても楽になっています。これも暑さのおかげ。体にとっては、つらい面もありますが、助けられている面もあるわけです。しっかりと水分、塩分を補給して、暑さ負けしないようにしています。

<畑、田んぼの様子>
 田んぼは、父、伸光が大回転。草刈り、草取り、ばっちりです。
 畑は研修生が頑張ってくれ、順調です。

(2010年8月 相原成行 記)

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10月の野菜

・ナス ・ピーマン ・玉ネギ ・長ネギ ・ジャガイモ ・さつま芋 ・小松菜、カブ、二十日大根、チンゲンサイ、赤カブ、大根、大根ヌキナ、白菜ヌキナ

 暑さ寒さも彼岸まで、という言葉がありますが、今年は厳しい残暑はなく、9月に入ってからカラッとしたお天気が続き、吹く風は心地よいのを通りこして寒いくらい。野菜たちもとまどっているように感じました。気温が低いということで大急ぎで畑の準備をして種まきのピッチを上げました。秋にむかっての種まきは1日遅れると収穫が1週間遅れる、というのが父、母の教えです。今年は、できるだけ、こまめに種をまくことを心がけ、研修生にもフル回転してもらい、いろいろな野菜の種をまくことができたと思います。あとは、順調に生育してくれますように!!
 10月には、いよいよ稲刈りも始まります。今年の田んぼも、くっきりと明暗を分けました。草だらけになってしまった田んぼは、草が種をむすぶ前に刈りたおす予定です。就農して18年、初めてのことです。なんとも情けない思いです。自分の力量をこえることをしているな、と思います。正確に言うと「させてもらっている」ということでしょうか。そのギャップに悩むこともありますが、「させてもらう」ことで、自分も鍛えられ、支えてくれる人たちへの感謝や、研修生たちへの責任を大きく感じます。一生懸命、取り組んでやっていくことしか、恩返しの道はありません。
 10月24日に農・未来塾があります。今年で10年目。その時間の積み重ねは、なにものにも代え難い貴重なものです。たくさんの就農者が誕生しました。カップルも誕生しました。
「一粒の種、未来を拓く」浅井さんが書いてくれた言葉です。
本当にすばらしい言葉です。

(2009年10月 相原成行 記)

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9月の野菜

・ナス ・ピーマン ・伏見甘長トウガラシ ・モロヘイヤ ・エンサイ ・ジャガ芋 ・玉ネギ ・長ネギ ・インゲン ・パセリ ・キュウリ ・水菜 ・カブ ・二十日大根 ・人参 △トマト △ミニトマト

 8月の末日で、田んぼへの送水が終了しました。6月1日からまるまる3ヶ月間、途中、大きなアクシデントもなく、最後まで送水できた事にホッとしています。なにかあったら、市役所職員の方も、すぐに飛んで来て下さり、相談をしながら問題解決に至りました。水利組合の役員の方々、市の職員の方々、又、田んぼを耕作している地域の方々の大きな協力があって、組合の役割が果たせるのだな、と強く思いました。これから、稲刈りに向かって季節は流れて行きますが、たくさんの実りを期待したいと思います。

 畑の方も、秋冬野菜の準備が着々と進んでいます。キャベツ、ブロッコリ、白菜などの苗づくり、定植も順調です。9月に入り、雨が少ないのが心配ですが、種まきをした大根、カブ、チンゲンサイなどは、しっかり発芽しているので一安心です。ただ、もう一つ気がかりなのは、急に涼しくなってしまったこと。
 今後のお天気からは、目が離せません。

(2009年9月 相原成行 記)

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7月の野菜

・玉ネギ  ・人参 ・ジャガイモ ・キュウリ ・ナス ・ピーマン ・トマト ・ミニトマト ・ツルムラサキ ・モロヘイヤ ・エンサイ ・パセリ ・ニガウリ ・枝豆 ・ズッキーニ ・インゲン

 6月は田植え月です。今年は地元の水利組合の組合長になり、耕作者皆さんの田んぼにちゃんと水が行き渡るかどうか、ドキドキの1ヶ月でした。5月中の雨が幸い(?)したのか、「水が来ない!」という連絡はあまり無く、どこの田んぼも順調に水が入り田植えができていたようです。とりあえずホッとしています。(ちなみに6月末時点で宮原耕地の田んぼで田植えができていなかったのはうちの田んぼだけでした。)

 水利組合長になる前は、時期が来たら当たり前に田んぼに水は来るものと思っていました。けれどもそれは大きな間違いで、組合長はじめ、役員さんの働きで水は流れるようになるということがよく分かりました。問題があれば、自分の仕事をほっぽり出して駆けつけて、問題解決のために尽力するのです。問題が無くても、巡回は怠り無く、常に目を光らせておかなくてはなりません。自分は歴代の組合長さんたちの足元にも及びませんが、たくさんの人たちに御協力いただき、何とか役目を果たしています。

 そして田んぼに対する自分たちの考えにも変化が起こりました。今までは周りの田んぼがなくなってきても自分だけは続けていけると思っていましたが、田んぼは地域で守っていかなければ残していけないものだと思いました。とにかく地権者の方にしっかりと田んぼを耕作していただかなければなりません。そのためには個人の努力だけではどうにもならないこともあります。機械を入れることのできない田んぼの整備。また、高齢化などでどうしても耕作できない場合は、意欲のある人たちが代わって耕作していくことのできるシステム作り。とにかく問題は山積みです。

今年の田植えに参加していただいた方々

湘南学園小学校5年生、108人 先生4人 父兄6人
東京農業大学、日本大学の学生たち延べ50人
少林寺拳法の道場の人たち27人
サイエンス友の会27人
相原農場に関わりのある人たち15人
相原農場に関わりのある人たちの知人4人
たくさんの人に参加していただき無事に終了しました。ありがとうございました。  

※お願い
 2008年度産のお米がまだ残っています。
うるち米(アキニシキ)、もち米(マンゲツモチ)です。
玄米、分付き米、白米と皆さんのご希望でお届けできます。
ご注文お待ちしています。  

(2009年7月 相原成行 記)

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6月の野菜

・玉ネギ ・赤玉ネギ ・サニーレタス ・レタス ・大根 ・大根葉 ・小松菜 ・二十日大根 ・人参ヌキナ ・カブ ・ビタミン菜 ・ジャガイモ ・キュウリ ・ニンニク ・スティックセニョール ・ズッキーニ

 5,6月は異常な忙しさです。田んぼは準備と田植え、管理。畑は夏野菜の植え付け、管理、麦の刈り取り。どれもその時期にやらなければならない大事な作業です。それでも何とか6月まで乗り越えました。ペースをつかみながら下半期、頑張っていこうと思います。

(2009年6月 相原成行 記)

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5月の野菜

・早生タマネギ ・葉タマネギ ・サニーレタス ・水菜 ・大根 ・大根葉 ・小松菜 ・二十日大根 ・人参ヌキナ ・カブ 

 昨年の4月は雨が多く、農作業も遅れていました。そして5月に入ってもとうとう一度も田んぼを耕うん出来ないまま水が来てしまい、えらい目にあってしまったと言うわけです。しかし、今年の4月は記録的に雨が降らず、田んぼ畑も乾きまくり、畑の作付けは大きく遅れてしまいました。せっかく植えた苗も干からびてしまったりして、この時期には異例の水撒きもしました。畑で苦労した分、田んぼは作業が進みました。普段なかなか乾かずトラクターが沈んでしまう田んぼも、問題なく気持ちよく耕うんが出来て助かった面もあります。いつも思うことですが、お天気には鍛えられたり、助けられたりいろいろな面を見せられます。

 先日、湘南学園の新しい5年生を受け持つ先生と顔合わせをしました。3クラスの担任の先生と、相原農場を発見して関わるきっかけを作ってくれた先生の4人です。田植え当日と同じように倉見駅から歩いて来られ、田んぼも見て話をしました。今年で3年目になりますが、「関わらせていただいている」という思いが年々強くなってきています。こちらの方がたくさんのことを学ばせてもらっています。「田んぼ」が先生だからですねきっと。
 農業を行っていくうえで、生産者として消費者との関わりは最も重要ですが、その他にもたくさんの人と関わらせてもらうことで、自分が有機農業をやっていく意味や力をもらえていることを実感しています。

(2009年5月 相原成行 記)

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4月の野菜

・大根 ・長ネギ ・小松菜 ・ホウレンソウ ・キャベツ ・ブロッコリーわき芽 ・春菊 ・葉タマネギ

 3月29日の日曜日、湯河原で行われたオレンジマラソンに参加してきました。チーム相原農場で新旧の研修生と総勢8名での参加。きっかけはマラソン好きな研修生の一声で即決定しました。事前の準備も不充分?というよりぶっつけ本番で、走った距離は10Km。前半は延々と続く上り坂。後半、別な道を一気に下ってスタート地点に戻ってきたと思ったら、更にまだまだ先まで走らされました。一体どこまで走ったら折り返せるのかと思いつつようやく折り返し地点。最後の気力をふりしぼってゴールを目指しました。タイムは計ったかのように1時間ジャスト。心地よい達成感の中、無料で振舞われている味噌汁を味わって頂きました。もちろん8名全員が完走しました!走っている間には、それぞれに物語があって、後で話に花が咲きました。温泉街ということもあり、温泉入浴の無料券もあって、真昼間から贅沢と思いつつも温泉につかってきました。けれども大会自体の参加者は大人数。入浴といっても芋洗い状態でした。

 その後、南足柄で就農する斉藤君、秦野で就職した服部さんの畑と家におしかけて、見学させてもらいました。不思議だな?と思ったのは、最初にエントリーしようと思っていたマラソン大会が申し込み期間内であったのに定員オーバーで締め切りになっていたのです。そういうわけで約1ヶ月後のオレンジマラソンにエントリーしたのですが、実は最初のマラソンの時には斉藤君は畑も住む所もまだ決まっていなかったのです。1ヶ月遅れたおかげで、皆が見学する事ができました。そして、場所的に近い服部さんのところも同時に見ることができたのです。この日の出来事は、もし神様がいるのなら、みんなに届けられたプレゼントだったのではないかと思いました。斉藤君、服部さんにとっても、就農を目指す研修生にとっても、もちろん私自身にとっても。マラソンでできた連帯感を持ちつつ、見学もできた最高の一日でした。ちなみに、毎年走ろうか?という話しも出ています。

(2009年4月 相原成行 記)

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3月の野菜

・大根 ・人参 ・長ネギ ・小松菜 ・カブ ・ホウレンソウ ・キャベツ ・ブロッコリー ・ルッコラ ・白菜の花 ・里芋

 もうすぐ春ですね。別れと出会いの季節です。相原農場でも研修生の入れ代わりが進んでいます。昨年の研修生の2人は即就農が決まっています。一人は秦野市、もう一人は南足柄市。いすれも神奈川県内に就農してくれました。昨年は私が体調を崩し、この2人には本当に助けられたので、この旅立ちにいつも以上に感情がこもってしまいます。それぞれの地域には仲間がいて、全くの一人ではないので、その点は安心できます。新規就農で大切な事はいかに栽培技術を身に付け、販路を見つけるかということですが、それ以上に大切な事は「地域にとけこみ、地域に受け入れられる」ということです。農業をするといってもその場所で生きていくわけですから、実はこちらの方が大変です。でも、この2人は大丈夫!謙虚で相手のことを大切に思える人間なので、全く心配していません。この2人の今後の発展を心から応援していきたいと思います。

 そして、新たな研修生や援農の人が続々と決まっています。研修生が6人、援農の方が2人です。たぶん今までで最も多いかと思いますが、週に2〜3日という人ばかりなので、曜日によって人が多い日、いない日に分かれてしまいます。やりにくい面もありますが、今年のスタイルだと思ってやっていきます。今年の人たちも昨年に負けず劣らず人間的に素晴らしい人たちです。このような人たちに関わらせていただくことに感謝の気持ちでいっぱいです。

 野菜の方ですが、一番苦しい端境期に入っていきます。品数の確保が難しい季節ですが、よろしくお願い致します。

 それと、四十肩対策。たくさんの方からアドバイスをいただきましてありがとうございました。おかげ様で随分楽になりました。肩が楽になると気持ちも随分軽くなります。頑張って仕事もできそうです。

(2009年3月 相原成行 記)

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2月の野菜

・大根 ・人参 ・長ネギ ・小松菜 ・カブ ・チンゲン菜 ・赤カブ ・ホウレンソウ ・キャベツ ・ブロッコリー ・ルッコラ ・白菜 ・秋ジャガイモ ・サラダカラシ菜 ・ターツァイ ・里芋 

 田んぼ土方が始まりました。昨年水が張らなかったところの土を浅く耕し低い方へ運びます。最初はトラクターで耕うんしようと思ったのですが、トラクターが重くて浅く耕すどころか沈んでしまいタイヤの溝を深く作ってしまいました。かえって田んぼの状態が悪くなってしまうので、手押しのロータリーで行う事にしました。水分が豊富な田んぼの土は畑の土のように細かくはこなれず、ゴツゴツと大きな塊の状態で仕上がります。それをスコップでコンテナに詰め運びます。改めて「土っておもいんだなぁ」という事を実感します。大きな重機でプロの人にやってもらえばあっという間に終わり、自分もその間他の仕事ができますが、それでは意味が無いなと思います。ほんの少しずつですが、田んぼの状態が変わっていくと、続けることの大切さを教えてもらっているような気になるのです。自分でやることで愛着も湧いてきてより一層稲作に力が入ります。「自分でやる事」「ちょっとずつしか変わらなくても続ける事」大切ですよね。

 1月17日に湘南学園の5年生の餅つきに招待されました。今年は石臼でついていました。朝の7時から先生方、父兄の皆さんが集まり準備を進めておいたのだそうです。みんなで食べるお餅は格別です。でも実はお餅以上にこの時にしか味わえない美味しいものがあるのです。それは蒸したてのもち米です。皆さんよくご存知で、もち米を食べる用の蒸篭ちゃんと用意されていました。このお米の味を忘れないでいてほしいと思います。

 最近、実は四十肩になってしまい、困っています。聞いてみると親父もそうだったとか。こんな苦しみの中作業してきたのだと思うと、人間というのは同じ体験や思いをして初めて分かってくる事もあるのだと思いました。ところで、その四十肩。皆さん何か良い対応策をご存知ないでしょうか?

(2009年2月 相原成行 記)

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1月の野菜

・大根 ・人参 ・長ネギ ・小松菜 ・カブ ・チンゲン菜 ・赤カブ ・ホウレンソウ ・キャベツ ・ブロッコリー ・ルッコラ ・白菜 ・秋ジャガイモ ・サラダカラシ菜 ・ターツァイ ・里芋 

 明けましておめでとうございます。
昨年は1年間お世話になり、本当にありがとうございました。今年もよろしくお願い致します。

 年末は、12月とは思えない陽気が続きました。作業するのに身体は楽ですが、寒さが来ないと冬野菜本来の味が出てきません。この調子で季節が流れて、今年は一体どんな年になってしまうのか今から不安でいっぱいです。お天気ばかりは人間の力でどうにかなるものではないですからね。温かくて過ごしやすいなんて喜んでいられません。もっと危機感をもたなければなりませんね。

 先日、湘南学園の小学6年生のうどん打ちに招待されました。昨年1年を通して稲作を体験してくれた子どもたちが、6年生になっても何か関わりたいということで、麦刈りをやってもらったのです。その小麦が粉になり、みんなでうどんを打って食べようという事になったのです。2年間関わらせて頂き、子どもたちの成長を目の当たりにする事ができて、本当に驚きました。自分もまだまだ発展途上、子どもたちに刺激を受けてこれからもいろいろな面で成長していきたいと思いました。

悲しいお知らせが一つ。羊のトリノが死んでしまいました。
嬉しいお知らせが一つ。山羊のプリンとミクの間に子山羊が生まれました。
農業とはたくさんの命と様々に関わることを改めて思いました。

(2009年1月 相原成行 記)

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12月の野菜

・大根 ・人参 ・長ネギ ・小松菜 ・カブ ・チンゲン菜 ・赤カブ ・ホウレンソウ ・水菜 ・キャベツ ・ブロッコリー ・ルッコラ ・白菜 ・秋ジャガイモ ・サラダカラシ菜 ・二十日大根 ・ターツァイ ・里芋 

 今年も残すところ、あと1ヶ月となりました。ついこの間2008年がスタートしたと思っていたのに・・・。それでも一日一日はしっかりと積み重ねてきたはず。畑や田んぼについては決して満足の出来る状態ではありませんでしたが、色々な事がある中でそれなりに頑張れたのではないかと思っています。夏に体調を崩してしまった時は、研修生の斉藤君、服部さんに大きな負担をかけてしまいました。今、こうして何とか年末を迎えることが出来たのも、二人の頑張りのおかげです。本当に感謝しています。また、不思議な事に今年は夏以降、相原農場に関わってくれる人が立て続けに現れました。夏から週1〜2回来てくれる野中さん、秋から週2回来てくれる冨川さんです。更に、農・未来塾と収穫祭で出逢った人たちの中から、来年の研修生も誕生しました。本当にありがたいことだと思います。
 「一生懸命、やるだけやったらあとは天命にまかす」・・・ふとこんな事を思いました。気が付くと自分の名前は「成行(しげゆき)」で、「成り行きにまかせる」となります。もちろん、心がけ次第で良くも悪くもなります。何もしない成り行きまかせは根無し草になってしまいますが、努力した後の、やることをしっかりやった後の成り行きまかせは、不思議と道が拓けるものだと思いました。40歳を過ぎて、自分の名前の奥深さを知ることができました。

 一年間、本当にありがとうございました。相原農場も今年は一から地固めをするつもりでやってまいりました。来年もよろしくお願い致します。

(2008年12月 相原成行 記)

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10月の野菜

・ナス ・玉ネギ ・ジャガイモ ・カボチャ ・エンサイ ・つる紫 ・大根 ・大根ヌキナ・人参ヌキナ ・長ネギ ・小松菜 ・カブ ・チンゲン菜

 9月の終わりに自分の住んでいる宮原という地域の例大祭がありました。御神輿を担いで一日中歩きまわるのですが、地域に住んでいるたくさんの人たちの協力によって、毎年盛大に行われています。大きなイベントなので、準備も大変です。それだけに終わった後のホッとした気持ちは言い表せません。そして、その季節ならではの行事が終わるということは、季節の移り変わりを意味します。今年は特に急ハンドルを切って秋になったような気がします。ホッとしたのもつかの間、時間の流れの早さに焦っている今日この頃です。

 今年は何回かに分けて種を蒔く事が出来ています。このペースを維持して、最後の種蒔きまで行きたいものです。温暖化の影響からか葉物など、冬場の生育がよく、大きくなりすぎてしまうことが多くなっていたので、ますます種蒔きの時期をずらす事の必要性は大きくなっていました。就農してから早いもので17年経ちますが、最初の頃の常識が通用しなくなってきていることがあります。この間の気候変動の大きさによるものです。農業者はますます「毎年1年生」という気持ちで望まなければ大きな失敗をしかねません。

 今年の農・未来塾は日程が11月になりましたが、テーマは正に「気候変動」について。日大の河野先生に講演をしていただきます。場所はいつもの通り農家の座敷。多くの人のご参加をお待ちしております。

(2008年10月 相原成行 記)

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9月の野菜

・キュウリ ・ナス ・玉ネギ ・ジャガイモ ・モロヘイヤ ・カボチャ ・ニンニク ・ミニトマト ・エンサイ  ・つる紫 ・インゲン ・大根ヌキナ

  人参の発芽
 相原農場では冬越しの人参は毎年8月に種を蒔きます。でもこの時期は太陽の容赦ない日差しで土はパサパサ状態です。水を毎日毎日撒いて、発芽までに1週間かかります。もともと人参は発芽率が悪いので、いかに発芽させるかが勝負の分かれ目です。今年も努力の甲斐があり何とか発芽してくれました。発芽の決め手はやはり水分です。人参の場合は光も発芽条件なので、覆土も薄くしなければならず神経を使います。種を蒔いた後は、踏みつけて土を固めます。そんな事をして大丈夫?と思われるかもしれませんが、水分を蓄える為には必要な作業です。「毛細管現象」と同じです。
 発芽してホッとした後にどしゃ降りのお天気が続きました。もう少し早く降ってくれれば水撒きの作業はしなくて済んだのに!と思いますが仕方の無い事ですね。

  麻布高校の見学と農業体験
 毎年夏休みのこの時期に行われるイベントです。1年生が対象ですが、みんなとてもしっかりしています。彼らが農業を志してくれれば嬉しいですが、そうならなくても、「農業のことを理解して、支えてくれる存在になってくれればいいな」と思っています。そんな人を増やしていくために出来ることはやって行こうと思っています。
 まずは興味を持ってもらう。彼らがこの先どのような道に進むかわかりませんが、この時の体験が種蒔きとなり、いつか芽が出てくれたらいいなと思っています。
 こんな思いを込めて、今回の農作業は、春菊とつるなしインゲンの種を蒔いてもらいました。数日後、どちらもしっかり発芽しました。このインゲンと春菊のように、彼らの心にも芽が出るように願います。

(2008年9月 相原成行 記)

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8月の野菜

 ・インゲン ・キュウリ ・ナス・ ピーマン ・玉ネギ ・ジャガイモ ・ミニトマト ・大玉トマト ・中玉トマト ・つる紫  ・バジル  ・エンサイ  ・モロヘイヤ ・パセリ ・長ネギ  

 梅雨明けの後、暑い日が続いています。 そろそろ一雨欲しいところです。
  でも、この時期に雨を期待するのは台風を受け入れなければなりません。厳しい選択です。山沿いでは夕立の可能性があるのでしょうが、平坦地ではそれも難しいことです。
  あとは自ら灌水するしかありませんが、ここまで暑いとそれもかえって逆効果になってしまう事もあります。つくづく難しい仕事です、農業というものは。

 今年はキュウリやピーマン、トマトなど夏野菜が具合が悪く、期待を裏切ってしまい申し訳ありません。田んぼの作業が思うようにいかなかったことが最も大きな原因です。6月1日の送水に田んぼの耕うんが間に合わず、その後の作業が全て狂ってしまいました。
 お天気のせい?と言えばそれまでですが、何か工夫は出来なかったのか、色々と考えてしまいます。実感した事は、畑と田んぼの両立は難しいということ。少ない面積であれば出来なくはありません。けれど今、耕作面積は、畑が約2ha、田んぼが約1,7haあります。正直、よくやっているなぁと思います。が、手がまわらなくなり、皆さんにご迷惑をかけてしまうのでは本末転倒です。反省しなければなりません。

 田んぼには時期があるので作付け期間は全ての面積作つけます。畑は、常に全ての面積を作つけるのではなく、休ませながら、順繰り作付けて行くということが、自分の考えでした。しかし、畑のその管理方法は思ったよりも、無駄なエネルギーがかかり、手間もかかることが分かってきました。目先を少し変える必要がありそうです。失敗は悲しく辛いことですが、その経験は一歩前進したことになると思います。

 後口のキュウリはもう少しで収穫が始まります。秋以降の野菜つくり向けて今は色々準備をしています。皆さんに満足して頂けるように頑張ります。

(2008年8月 相原成行 記)

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6月の野菜

・サニーレタス ・カブ ・ルッコラ ・春菊 ・ジャガイモ ・玉ネギ ・赤玉ネギ ・ナス ・キュウリ ・インゲン ・ピーマン

 お天気の話をすると決まって異常気象の事になってしまいます。
5月もそうでした。雨の多さです。例年、4月までは雨が多くても5月になると乾くのです。ですから、田んぼの耕うんが遅れていても、5月に一気に挽回できていました。


 それが今年は皆さんもご存じの通りのお天気です。田んぼがぬかるんで乾かず、耕うんできませんでした。こんな事は自分が農業を始めて一度もなかった経験です。
 それに加え、今年は地域の用排水組合(田んぼを耕作するために必要な水の管理を行う)があるのですが、それの副組合長になってしまい、自分のところの作業が大幅に遅れています。田んぼで言えば耕うんできず準備が不十分である事、畑で言えば、夏野菜の植え付けが遅れてしまい、苗が徒長して植え疲れをしていること。こうなると、収穫量はがた減りです。踏んだり蹴ったりとはこのことです。
 でも、もう腹をくくりました。田んぼは全部植わらなくても構わない!畑も出来る範囲で構わない!と。この経験は必ず来年に生きるはず!!と思っています。


 今年は田んぼも畑も作業をかなり端折っていますが、もちろんそのための工夫もしています。それが来年以降に生きてくると思うのです。例えば畑では、疎植が良いと思っていても、種蒔きや植え付けの時になると、ついつい畑がもったいなくなってしまい充分に出来ませんでした。
 でも今年は疎植にしなければその後の除草対策が出来ませんからやらざるを得ないのです。その結果うまくいけば、もうけものです。転んでもただでは起きませんよ!
 自然相手の仕事、予想外の事はいくらでも起こって当たり前。そう思って頑張ります。

(2008年6月 相原成行 記)

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5月の野菜

・レタス ・サニーレタス ・京菜 ・大根 ・葉大根 ・葉タマネギ ・小タマネギ ・二十日大根 ・人参ヌキナ ・絹サヤ ・スナックエンドウ

 今年の4月は雨が多く、農作業も遅れが目立ちます。特に田んぼの作業はかなり遅れています。水がたまってしまい耕運する事が出来ません。
  6月には水が来るので5月のうちに3回は耕耘しなくてはなりません。時間的に非常に厳しいです。水が引きやっと耕耘出来ると思ったらまた雨が降るというパターンがいままででした。
  5月はどのようになるのでしょうか?今から心配です。

 昨年に引き続き今年も湘南学園の5年生と田植えをする事になりました。
  相原農場では、小学生とは言えあくまでも「仕事」として田んぼに関わってもらう予定です。昨年もそうでした。楽しいだけの農作業を体験しても本当の農業の姿は見えてきません。厳しさと辛さも同時に体験してもらう事で、農業に深く関わってもらいたいのです。
  そのための準備は先生方と進めています。田植えを初めての出会いにするのではなく、まずは学校で有機農業、田んぼの事を伝える時間をもつ予定です。その後、田植え、田の草取り、稲刈り、餅つきと全部で5回触れ合う機会を作ってもらいました。
  生徒が108名、先生方と父兄を合わせると合計130名くらいの人が電車でやってきて、倉見駅から歩いて田んぼまでやってくるのです。これは先生方にとっても大変な事だと思います。その熱意に応えられるように相原農場としても精一杯準備をして受け入れたいと思います。

(2008年5月 相原成行 記)

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