お天気の話をすると決まって異常気象の事になってしまいます。
5月もそうでした。雨の多さです。例年、4月までは雨が多くても5月になると乾くのです。ですから、田んぼの耕うんが遅れていても、5月に一気に挽回できていました。
それが今年は皆さんもご存じの通りのお天気です。田んぼがぬかるんで乾かず、耕うんできませんでした。こんな事は自分が農業を始めて一度もなかった経験です。
それに加え、今年は地域の用排水組合(田んぼを耕作するために必要な水の管理を行う)があるのですが、それの副組合長になってしまい、自分のところの作業が大幅に遅れています。田んぼで言えば耕うんできず準備が不十分である事、畑で言えば、夏野菜の植え付けが遅れてしまい、苗が徒長して植え疲れをしていること。こうなると、収穫量はがた減りです。踏んだり蹴ったりとはこのことです。
でも、もう腹をくくりました。田んぼは全部植わらなくても構わない!畑も出来る範囲で構わない!と。この経験は必ず来年に生きるはず!!と思っています。
今年は田んぼも畑も作業をかなり端折っていますが、もちろんそのための工夫もしています。それが来年以降に生きてくると思うのです。例えば畑では、疎植が良いと思っていても、種蒔きや植え付けの時になると、ついつい畑がもったいなくなってしまい充分に出来ませんでした。
でも今年は疎植にしなければその後の除草対策が出来ませんからやらざるを得ないのです。その結果うまくいけば、もうけものです。転んでもただでは起きませんよ!
自然相手の仕事、予想外の事はいくらでも起こって当たり前。そう思って頑張ります。
(2008年6月記) |